数ヶ月ブログを放置していましたが、急にRubyな話題を書こうと思います。
最近は仕事でJavaを書きつつ、個人的にRubyを書くことが増えたので。
閑話休題、IDEの話題。
今回は jetbeansのRubyMindeを使って、rackを利用した超簡単Webアプリを作ります。
■rackってなにさ?
アプリケーションやフレームワークとサーバー間のRubyインターフェースです。
サーバー依存しない実装を実現してくれるミドルウェアのような存在です。
■環境
OS: Windws 7/Mac 10.9
Ruby WinとMac共に2.1.2
IDE: RubyMine 6.3.2
■手順
1. プロジェクト作成
2. bundler を使ってrackのgemをインストール
3. メインのクラスを書く
4. config.ruを書く
5. 実行!
です!
では、早速やってみましょう↓。
1. 新規プロジェクト作成
新規プロダクトを作ります。
File>New Project
プロジェクト名は RackTestApp とします。
2. bundler を使ってrackのgemをインストール
まずは、bundlerでGemfileを作ります。
Tools>bundler>init
オプションの引数などを聞かれますが、今回は何も入力せず[ok]
そうするとRackTestAppプロジェクトの中にGemfileとGemfile.lockが作成されます。
このGemfileを開いて、以下を最終行辺りに記述。
gem "rack"
そしてbundle installをします
Tools>bundler>install
これで、このプロジェクトでrackが使えるようになりました。
External Librariesの下にもrackのフォルダが追加されます。
Toolsの中にbundlerが表示されていない場合があります。
その時はPreferences>Ruby SDK & GemsでRuby SDKを指定してあげてください。
3. メインのクラスを書く
古来からの作法に則り、はろーわーるどしましょう。
プロジェクト下にappディレクトリを作成してください。
appディレクトリ内にsimple_app.rbを作成します。
ソースの内容については、また別のエントリで解説します。。
class SimpleApp def call(env) [ 200, { 'Content-Type' => 'text/html' }, ['<html > <body >HELLO WORLD!</body > </html >'] ] end end
4. config.ruを書く
rackupコマンドで呼ばれるconfig.ruファイルをプロジェクト直下に作成します。
自動でrackファイルだと認識してくれるので、プロジェクトのツリーに表示されるconfig.ruのアイコンがrack用のものになります。
中身はこんな感じ。
require './app/simple_app.rb' run SimpleApp.new
ソースの内容については(ry
5. 実行!
実行します。
Run>Run'config.ru'
そうすると、コンソールにWEBricのバージョン、Rubyのバージョン、WEBricのhttpサーバーポート番号などが表示されます。
何かブラウザを開いて
http://localhost:9292
へアクセス。
画面にHELLO WORLD!
手動でブラウザを開くのが面倒な場合は、Run>Edit Configrationで
config.ruを選択し、Configration内のRun browserにチェックを入れると
自動でブラウザを開いてくれます。
終わりに
以上、RubymineでrackとWEBricを使った超簡単webアプリを作ってみました。
この程度ならばIDE使わずとも苦もなく書けるよって言われそうですが、RubyMineに慣れようという練習のつもりでやってみました。
これでまたひとつ快適なRuby開発ができそうです。
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