Team Geek -Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか-
を読みました。
200ページ足らずの短い本ですが、すばらしい内容なのでソフトウェア開発に関わる人にお勧めしたい一冊。
この本は、ソフトウェア開発プロジェクト界隈で起こる「人と人の関係」に起因する問題について、解決のアイディアを最前線のエンジニアが語ったものです。
エンジニアの方にはもちろん、企画やディレクションなど非エンジニア職の方にも、エンジニアってこんなこと考えているんだぜ!っていうことを知っていただけると思います。
「本書はソフトウェア開発の社会的危機について扱ったものだ。従って君が確実にコントロールできる変数を取り上げたい。君自身だ。」
一章の冒頭より引用ですが、この言葉が全てを物語っていると思います。
そして、本書の根幹にあるものは、謙虚、尊敬、信頼、の三本柱。これを拠り所に行動することで良い文化を持ったチームを作ることができる。
これを理想論ではなくて、実践とフィードバックによってどう解決したかや失敗例も交えて書かれています。
ちょっとお堅い紹介になってしましたが、本文はギーク特有の軽い口調でソフトウェア開発プロジェクトを快適に成長させる方法や、その界隈で起こる面倒なことへの対処アイディアが書いてあります。
読み始めてすぐ、この本はエンジニアにとって重要な一冊だと感じました。
それは「これって、本当に現場に居る人じゃないと書けないことだよなぁ」って内容がたくさんあったためです。
評論家ではなくてプレイヤーが書いた本、と言うと分かりやすいでしょうか?
私は、まさに今困っていることや、今後起こるかもしれないと不安に思っていたことに対して、本当にシンプルでかつエンジニアの腑に落ちる道しるべを見つけることができました。
まるで職場を覗かれているみたい!
おそらく十年先でも通用する本ですし、すぐに読めるので、ソフトウェア開発(サービスとかも含めてね)に関わる方におすすめしたいです。
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